何か作業している時、寒くてなかなか作業がはかどらないことはないでしょうか。寒いと集中力がなくなったり、思ったように身体が動かなかったりしますよね。そういう時は、しっかり防寒対策をしておくことが大切です。
作業がしやすく、防寒性能にもすぐれた作業着もあるので、利用してみてはいかがでしょうか。今回は防寒用の作業着の種類や選び方を紹介します。
防寒用の作業着にも色々な種類がある！
作業着にはベストやブルゾンなど色々な種類があるので、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。身軽さを重視する人におすすめなのはベストです。軽量なので着ていても動きにくくなることがありませんし、袖がなく細かな作業もしやすくなっています。
インナーとしてもアウターとしても使えるので、それほど寒くない時はアウターとして、しっかり防寒したい時はインナーとして使うことができます。小さく折りたためばかさばらず、持ち運びしやすい作業着を探している人にもおすすめです。
防寒用の作業着として定番になっているのがブルゾンです。袖があるので手の先までしっかり防寒できます。丈はそれほど長くなく、作業の邪魔にもなりません。ベストの上に着るのにもぴったりなので、ブルゾンの作業着を1枚持っておくと便利です。
寒い場所で作業をする時は、防寒性に優れたコートもよいでしょう。着丈が長く、手の先から腰まで広い範囲を暖かくしてくれます。
中には防水性に優れたものもあるので、ありとあらゆる環境に対応できます。寒いのが苦手という人は、パンツタイプの作業着も合わせて使うとよいです。
ブルゾンやコートと組み合わせれば、身体全体を覆い尽くしてくれるので、しっかり防寒対策できます。
素材に注目して選ぶ！
作業着は、使われている素材によっても防寒性が変わってきます。様々な作業着によく使われている素材がナイロンです。水をはじく特性があり、防水性にも優れレインコートなどにも使われています。また、軽量な上に摩擦にも強いので作業着にぴったりです。
ただし、熱に弱いというデメリットがあります。火を扱うような場所で作業をする時は、ナイロン生地の作業着は避けたほうがよいでしょう。速乾性、吸湿性に優れているのがポリエステルです。ナイロンよりも火に強いので、耐火性を求める人はポリエステルの作業着がおすすめです。
ただし、伸縮性はなく自分の身体にぴったり合うサイズのものを選ばないと、窮屈さを感じてしまうかもしれません。肌触りが良く人気なのがコットン素材の作業着です。肌着などにもよく使われる素材で、着心地の良さが魅力です。
また静電気が起きにくい、熱に強いなどのメリットもあります。ただし、洗濯をすると縮んだりシワができたりすることがあるので、取り扱いには注意が必要です。ウールやダウンなども、防寒性の高さから人気になっています。
コットンと同じように天然の素材で、伸縮性や撥水性も優れています。ただし、ダウンは湿気に弱く、ウールは虫が湧きやすいというデメリットがあります。汗をかかないようにする、防虫対策するなどをした上で利用するようにしましょう。
用途に合わせて選ぶことが大切！
作業着を選ぶ時に見るべきポイントは防寒性だけではありません。どのような用途で使うかで、重要視すべきポイントは変わってきます。例えば水辺の近くで作業をするような場合は、防水性能も気にする必要があります。撥水性の良いポリエステルやウールなどを選ぶとよいでしょう。
また、細かな作業をする場合は手元が動きやすいもの、肌を露出するのが危険な場合は長袖の作業着というように、場面に合わせて選ぶことも大切です。
寒さ対策なら電熱パッド付きの作業着もおすすめ！
寒さ対策で作業着を選ぶ場合は、電熱パッド付きの作業着も選択肢に入ってきます。電熱パッド付きの作業着は、作業着の中にヒーターのようなものを仕込み、暖かくするものです。バートルのサーモクラフトが有名で、寒い環境の中作業をする人達によく利用されています。
サーモクラフトは、電熱パッドを背中部分に取り付けて使用します。動かすためには専用のバッテリーが必要になるので注意してください。
デザイン性が高い作業着も増えている！
作業着というと地味というイメージがあるかもしれませんが、デザイン性が高いオシャレな作業着も増えています。防寒性能の高い作業着は、仕事だけではなくプライベートでも大活躍してくれるので、普段使いするのであればオシャレなものを選んだほうがよいでしょう。
ちょっと庭仕事をする時、家の周りを散歩する時、アウトドアに出かける時など、オシャレな作業着なら問題なく着こなせます。
扱いやすさも重要なポイント！
作業着を選ぶ時は、扱いやすさも重要なポイントになります。作業着は汗をかいたり、汚れたりしやすい環境で使うことが多いので、定期的に洗濯する必要があります。そのため、自宅でも簡単に洗濯できるものがおすすめです。
丸洗い可能なもの、速乾や形状記憶機能が付いたものであれば、扱いに困ることはないでしょう。
作業着はジャストサイズが基本！
作業着に関わらず、服を選ぶ時に重要になるのがサイズです。作業着は基本的にジャストサイズを選ぶようにしましょう。一般的な服はオシャレのために少し大きめのサイズを選ぶこともありますが、作業着においては厳禁です。
サイズが大きすぎると手元や裾がたるみ、作業中に事故を起こしやすくなります。
作業着はどこで買う？
作業着はネットで買う方法や、実店舗で買う方法などがあります。ネットには作業着を取り扱う様々なオンラインショップがあり、自宅から手軽に注文ができるので、目当ての商品を見つけやすいです。近くに作業着を取り扱うお店がないという人も、ネットなら簡単に作業着を購入できます。
ただし、実物を手に取って選べないというデメリットがあります。実際に自分の目で見て選びたい時は、実店舗で購入するのがよいでしょう。実店舗であれば試着した上で購入できるので、失敗することがありません。また、スタッフさんに相談しながら決めることができるのもメリットです。
作業着を買うのが初めての方は、まずは実店舗で自分に合うものがないか探してみるとよいでしょう。
自分に合った作業着を見つけて防寒対策しよう！
寒い中作業をするのは大変ですよね。そんな時に役立つのが、防寒性能の高い作業着です。仕事で使えるプロ仕様のものから、普段使いできるカジュアルなものまで、作業着は色々な種類があります。使われている素材、形状、機能性などに注目して自分に合った作業着を探してみてください。
寒い中の辛い作業を、快適にしてくれるはずです。